年収1,000万円を超えて感じたこと

過去から現在に至る道程と旅行の話

最強老害あらわる~後編~

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私物の持ち込み

老害は様々な物をオフィスに持ち込んだ。

キーボードやマウスはもちろん、画面を横から縦に変える事が出来るディスプレイ、アーム、ディスプレイの台。なんと隣の主婦の分までも老害が用意していた。

他には百均で買ったというA4書類が入るプラスチックの3段引き出しに、電話台。電気ポットも持ち込んで自分のデスクの上に置いていた。マグカップを使わずに紙コップを使うので紙コップの束も机の上に積まれており、コーヒー、お茶、お菓子などを引き出しの中に入れていた。

水にもこだわりがあるようで、2Lペットボトルの天然水を箱買いでオフィスにストックしているようだった。

普通であればオフィスにある共用の電気ポットを使うと思うが、給湯室まで行ったりするのが面倒くさいのだろう。自分の席で1日に5,6回はお湯を沸かしていたが、沸騰する時には音がなる。周りの迷惑や電気代など考えておらず、ここまで非常識な人は初めて見た。

ポットに残ったお湯は給湯室などへ捨てに行かずに、自分の席でポットを逆さまにして水気を切っていた。"どうせ乾くから"とでも思っているのだろう。普通であれば『給湯室を使ってください』と注意を受けて当たり前だと思うが、現場の方では特に注意をせず、冷ややかな目で見ている感じだった。

話しかけられた時に「今コーヒーにお湯を注いでいるので10秒だけ待って」と言った事もあった。もちろん業務中だ。コーヒーを飲むときには"ズズーッ"と汚らしい音を立てた。ある日、紙コップをひっかけてコーヒーをこぼし、一生懸命テーブルなどを拭いていたが、僕は気付かないふりをして仕事を続けた。その時に老害に感じたのは憐みだった。

事あるごとに自分がどれだけすごいのかという事を語っていたが、物に執着し、物で周りを固めるところ。常に喋り続けているところを見ると、きっと自分に自信がなくて大変なんだろうなと感じた。

ここは家じゃない

私物のタブレットを持ち込んでのネット閲覧も、いつもの事だった。

ある日、使っている電気ポットが壊れて、業務中に買いに行くと言い出した。購入するポットをネットで調べて『デザインが~、価格が~』と主婦と2人で盛り上がっていた。今度はポットを直せないかとドライバーで分解しだした。

主婦が私物のPCを廃棄すると言い出した時、老害は「CPUやメモリが欲しいのでPCを買い取る」と言い出してドライバーで分解し始めた。カッターでダンボールを切って色々と工作をしている事もあった。

老害はこのプロジェクトに10年以上在籍しているらしく、クビを切られないのをいい事にやりたい放題だった。

主婦にだけ話しかける

老害は主婦にだけ一生懸命話しかけた。その他、男性陣とは仕事上必要な最低限の話しかしなかった。

主婦が住んでいる最寄り駅も知っているからだと思うが、主婦の定期代について一生懸命考えているのを聞いたときは気持ち悪かった。『xxxルートの方が安いよ』とか『今、定期代はいくらなの?』とか、それってセクハラじゃないだろうか。

アドバイスを求められてもいないのになぜ仕事中にファイナンシャルプランナーの真似事をしているのだろう。そこまで職場の同僚のプライベートに入り込む神経が理解出来なかった。

また、主婦をホテルのランチに誘っているのも聞いた。「いつもお世話になっているのでホテルのランチに連れていきたいけど、1人5千円くらいのところにしておきます。1人1万円だと何か下心があるように思われてしまうかもしれないので」と言っていたが、聞いている僕はどこからツッコんでいいのか分からないくらい、とにかく気持ち悪かった。

二人で外出

老害と主婦は水やコーヒーが無くなれば仕事中でも構わず二人仲良く買い物に出かけて行った。コーヒー用の水を箱買いする時もそうだし、ある時は主婦のマウスを『僕が選んであげる』と言って一緒に買いに出かけた。

昼近くになるとネットでランチを調べて何を食べるか話し合い、頻繁に2人でランチに出掛けていた。独身男性が結婚している同僚の女性を誘って一緒に出掛けるのも気持ち悪いが、それに付き合う主婦の方も気持ち悪いと思った。どちらも遠慮しないものだろうか。

ハッピーセット

さらにある時は主婦がハッピーセットの景品を集めているという話を聞いて、老害が『僕も協力してあげるよ』と二人でマクドナルドへ向かった。

あれだけ何にでも文句を言う老害が『景品なんて、、、』とか『ハンバーガーならxxxの方が、、、』などと愚痴らずに、僕の目の前で素直にハッピーセットを食べているのがおかしかった。

10代の男の子が好きな女の子のためにハッピーセットを頼んで景品だけプレゼントするなら微笑ましくも思うが、50歳の男が職場の既婚女性のためにハッピーセットを一緒に買いに行って景品だけあげるというのはどうなんだろうか。

夫婦は見た目が似てくると言うが、この2人、日中のほとんどの時間を一緒に過ごしているせいか、髪型も含め、見た目がそっくりだった。お互いに影響を受けて性格もそっくりになり、他人への迷惑具合もそっくりだった。

だからなのか、僕も含めて他の同僚もこの2人には極力関わらないようにしているようだった。

主婦

主婦も変わった人で老害以外とはほとんど話さなかった。

老害と話が合うだけあって喋り方もどこかおかしく、大人のようで、子供のようで、年齢不詳だった。パソコンなどの物体に対して、なんでもかんでもこの子、この子という擬人化的な呼び方が気持ち悪かった。

また、恥じらいの無い男みたいな下品なクシャミをした。鼻をかむ音も象の鳴き声のような大きな音だった。最初は、よく老害の話を1日中聞いていられるものだなと感心したが、理由が分かった。似たもの同士だからだ。

つまり、愚痴を言うのが好きで、愚痴を聞くのも大好きな人間だった。

周囲の事は考えずに自分勝手な態度で振る舞うから、一般的な感覚の人間は離れて行き、孤立したところに同じ空気をまとう人間がいたから必要以上に親近感を感じてしまって仲良くなったということだろう。

この主婦のご主人も、職場で独身の50男とベッタリで、仕事中に一緒に買い物に出かけ、二人だけでランチを食べに行っているという事を知っているのだろうか。

ご主人の稼ぎだけでは大変だからこそ、子供を幼稚園かどこかに預けてまで働いているのだと思うが、遊び半分の中途半端な気持ちで仕事に来て周りの人間に迷惑をかけるなら、仕事探しで困っているもっとまじめな他の人間に代わって欲しかった。

思ったこと

この老害を放置している現場が悪いと思うのだが、目の前にずっといると本当にイライラして気分が悪くなった。どちらか1人なら静かなのだが老害と主婦が一緒にいると話が止まらず、そばにいると影響を受けてしまいそうで僕は早く離れたかった。

老害は余裕がある風を装っていたが、言動から大人の余裕・お金持ちの余裕は見えないし、周囲に物を溢れさせるところなどを見ても、とても富裕層には見えなかった。電化製品や、その買い時についても良く語っていたが、本当のお金持ちならおそらく買う・買わないでアレコレ悩む事は無いだろう。

投資に関しても株主優待などについて語っていたが、大げさに語っているだけで本当は働かないと不安だからこそ仕事に来ているのだと思うし、いっその事、宝くじでも株でも大当たりして、さっさと引退してくれと願ってしまった。

放置プレイ

自分は優秀だ、スゴイんだと周囲に語れば語るほど、迷惑で嫌な奴だと思われるのだ。
そんなの悲しくないだろうか。みんな、常識の無い二人の様子を見て、"関わらないでおこう"と思うのだろう。明らかに二人は孤立していた。

『うるさいので静かにしてもらえませんか』と言いたくなる時もあったが、グッとこらえて僕も関わらないようにした。

このまま放っておけば、「クソ」「しね」「ガチ」「コスパ」「ガン無視」「xxxって、何それ、おいしいの?」「xxxするだけの簡単なお仕事」「冬アニメの水着回は~」という話し方をする、自称"優秀な"60歳男性の出来上がりだ。

本人のやりたいようにさせておくのが正解だと思った。天罰・因果応報・自業自得。どのような結末かは分からないが、放っておいても何かしらの審判が下されることだろう。

環境の大切さ

半年以上もこの状態が続いていてストレスの発散の場が無いので、せめてブログに書いて気を紛らわす事にしたが、正直なところ割のいい現場だから我慢しているが、そうでなければとっくに他へ移っていることだろう。

本当に環境は大事だと思う。周囲から受ける影響は大きい。高齢化が進んでいるからなのか、日本も何だか老害が増えているように感じる。老害もゾンビのように人から人へ感染するのかもしれない。 

最後に

僕は老害にはなりたくないので

  • 話す時は簡潔に
  • 文句ばかり言わない
  • 音を発する癖は持たない
  • 落ち着きを持つ
  • マナーを守る
  • 素直になる
  • 相手を尊重する
  • 感謝する

という事を心がけながら年齢を重ねていこうと思う。