年収1,000万円を超えて感じたこと

過去から現在に至る道程と旅行の話

年収999万円のクソ現場~前編~

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2019年 42歳 フリーランスSE 年収999万円。

老害社員の横暴に付き合っていられず"円満に"退場した。

新たな現場

新しく入った現場は不思議な現場だった。チームでの打合せは無いし、スケジュールも無かった。現場の40代のマネージャーが時折、僕らの席にやって来てはその場で指示を出すという方法でプロジェクトは運営されていた。マネージャーは外出している事が多く、メンバーはほとんど放置状態だった。僕も最初の3か月はとても暇だった。

このマネージャーがとんでもなく癖のある人だった。

マネージャー

普通は管理職になると現場の仕事は部下に任せて管理業務に専念するものだと思うが、マネージャーは最前線でコマンドを叩きたがった。『俺ってすげぇだろ』『俺って早いだろ』『俺ぐらいになると一日で出来るからね』と常に俺・俺・俺とアピールが止まらなかった。

おまけに人の話は遮ってバーッと自分の言いたい事だけを言う話し方で、大抵は顧客の悪口だった。『本当にバカだよなアイツら』『こんなムダなものに金かけてよ』『テキトーでいいんだよ分かりゃしねーよ』と、とにかく口が悪くスーツを着る仕事なのに土方のような喋り方で聞き苦しかった。

とにかく自分が一番、自分以外はみんな格下、という考え方だった。

課題

ある日、マネージャーから少し時間がかかりそうな仕事を頼まれた。特に期限を決められず、どのくらいのレベルのものを求めているのか分からなかったので、僕は"あまり早くに仕上げ過ぎるとまた仕事が無くなって暇になるから1日に2時間くらいだけ時間を使って1週間後くらいに様子見程度にマネージャーに見せてみるかな"と考え、ゆっくりと時間をかけた。

1週間後、「出来たので見てください」と言いに行くと、マネージャーは中身には全く目を通さず『こんな早く出来るわけないよ。ちゃんとやったの?真面目にやったら一か月はかかるはずだけど。こんなに早く終わるのは真面目にやってないか、君が天才かのどちらかだね。』と言われた。

周りにはたくさんのメンバーがいて、みんなに聞こえるような大声でこんな嫌味な言い方をされたのは生まれて初めてだった。この人には何を言っても無駄だと思い、「わかりました。もう少し見直してみます。」とだけ伝えて自分の席に戻った。

中身には一切目を通してもらえなかったので、どこをどう直すという具体的な指示も無かったし、そもそも思い付きで指示を出されただけで本当に必要な資料なのかも疑わしかったので僕は何一つ修正しなかった。

3か月後、この資料はほとんど手直し無くそのまま使われた。

自信満々原始人

マネージャーは、

  • 手順書を見るのは仕事の出来ないやつ。俺はコマンドを暗記しているから問題ない。
  • 俺はタイピングも早いから手打ちだ。(コピー&ペーストは使わない)

と公言していた。

とはいえ、全てのコマンドを暗記している訳ではなかったので入力する順番を間違える事もあったしタイプミスでエラーが出る事もあった。確かにタイピングは早い方かもしれないが、手順書からコピー&ペーストした方がもっと早いし正確だろう。

こういう人がいるから時折信じられないような障害が発生してシステムが停止し、世の中に迷惑をかけてニュースになるのだと確信した。

僕からすると『俺は誰よりも早く木の棒で火を起こす事が出来る。ライターを使う奴は仕事の出来ない奴だ。』と言っているのと同じように聞こえた。まさに生きる化石だ。トラブル対応が得意だとも言っていたが、トラブルの起きにくいシステムを作れる方が凄いのではないだろうか。

リーダーA

部下にあたるリーダーもスケジュールも何も作らず打合せもしなかった。おそらくマネージャーが『どうせ予定通りにいかないんだからスケジュールなんか作ったって無駄だろ。打合せなんてくだらねぇ。』とでも言ったのだと思う。全てがそんな調子だった。

何も管理する事がないので、何のためのリーダーなのか分からなかった。

リーダーB

違うチームのリーダーは、象の鳴き声のような大音量で鼻をかみ、ダンボールを足で蹴って移動させるような人だった。また、常にイライラしていて『は?』というのが口癖で見るからに下品な人だった。

チームメンバーC

メンバーにも使えない人が多かった。喫煙率と肥満率が高く、そのどちらにも該当しない僕は苦しんだ。4か月目からは作業に遅れが出ているところの手伝いをする事になり、この現場に長くいる20代後半のメンバーから色々と話を聞いたが、資料は残さない、工夫をしないので仕事は遅い、1年中いつでも残業、だけど突然休むという、仕事が出来ない人の典型だった。

型崩れしてボロボロのカバンを持ち、靴も中敷きがボロボロ。カカトは斜めに削れて歩きづらそうで、底がすり減ってスリックタイヤのようになっていた。彼はまだ若いのに30代後半のような見た目で頭にはいつもフケが浮いており、出勤しても挨拶をせず、字が汚くて手書きのメモの数字は読み取れず、チームメンバー相手のメールで"お願いしたく存じます"と書いたりするなど、敬語の使い方もおかしかった。

 

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