年収1,000万円を超えて感じたこと

過去から現在に至る道程と旅行の話

年収800万円の面接

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2014年 37歳 フリーランスSE 年収800万円。

前の現場を探す時に月63万の希望を出したが、思いのほか多くの企業から反応があったので今度は2万ほど増やして65万円(年収780万)で探す事にした。

海を見ながら

海を見ながら

案件が多かったり少なかったりタイミングもあったと思うのだが、お声がかかった中で通いやすい駅の案件が見つからず困ったが、東京湾の見える海沿いの現場があった。面接は食堂で行われたので『通勤の途中で海が見えるのいいですねー』とか『この食堂でランチを食べたいです』といったような事を話したのを覚えている。結果、この現場に決まった。

仕事内容

仕事は単純作業が多く、定型作業が中心だったためほとんど残業も無くて、毎月150時間程度の勤務だった。以前の現場とは大違いだ。こんな働き方で65万も貰って良いのかと思ったが、フリーランスではなくサラリーマンだったなら本人に入る金額はおそらく半額の30~35万くらいになるのだと思う。それならば適正かもしれない。現場が払う金額は同じなので本人の働き方の違いだけだ。

チームの仲も良く食堂でみんなでランチを食べたりして日々を過ごした。

やりがいを求めて

3か月が経過した頃、もう少しやりがいのある仕事をしたくなってきた。仕事の内容がレベルアップすればその分、報酬も増加するかもしれない。結局、この現場は7か月で抜ける事になった。

次の仕事

季節はちょうど冬だったので、あまり焦らずに1か月の冬休みを取ってウインタースポーツに出かけるのもいいか、と考えていた。しかし営業担当者に『(スキルシートを)出すだけ出して、いいところが見つからなかったら休みを取ればいいんじゃないですか?』と言われ、従う事にした。

65万の次の段階として分かり易い数字と言えば70万だが、70と言えば案件紹介サイトなどでも掲載数が少なくなってくる金額だし、それなりのスキルも要求されるだろう。金額に見合わなければ短期間で契約を打ち切られるかもしれない。とりあえず70で探していただく事にした。

某テレビ局

テレビ局

某テレビ局から反応があったため面接に行った。中々面白そうな仕事内容だったのだが、使っている製品を僕の得意な製品から他社の製品に最近乗り換えたばかりでタイミングが悪かった。

それを面接の場で聞いて『お力になれず、すみません』と断ったのだが、『君、フリーランスでしょ。雰囲気が違うもん。君にはぜひ来てほしかったんだけど、残念だねー』と言われた。

フリーランスになってからまだ9か月だが、いつの間にかフリーランスのオーラを纏っていたのだろうか。僕もテレビ局の現場を経験してみたかったので非常に残念だ。

時給で働くってアルバイトみたい

他にあと2つ案件が残っていた。どちらも仕事内容は興味のある分野だが、片方はなんと時給制だった。最寄り駅的には時給制ではない方の案件が通いやすかったのだが、他の人間に決まってしまったのか、担当者と全然連絡が取れなくなってしまったらしい。そちらは諦めた。

時給制といえばアルバイトだが、アルバイト時代にあまりシフトを入れてもらえず稼げなかった事がある。年末年始やゴールデンウィークなど稼働日数の少ない月は稼げないだろうし、1年中ほとんど残業が無い落ち着いた現場かもしれない。慎重に時給を決める必要があった。現在の収入より下がることは絶対に避けたかった。

1日8時間勤務として1か月20日働けば160時間。65万を160時間で割ると時給4,063円だ。月70万を稼ぐには70万÷160時間=4,375円の時給が必要になる。キリを良くして4,500円だろうか。4,500円であれば月に18日の勤務(144時間)でもほぼ65万(648,000)になる。

よし、4,500円でいこう。強気すぎるかもしれないが、断られたら冬休みを取ればいいだけだ。

数日して先方から回答があり、面接に呼ばれることになった。

2回の面接

1度目の契約先会社の現場リーダーとの面接では気に入ってもらえたが、2度目の現場企業との面接では技術的に、かなり突っ込んだ質問をされた。以前の現場では単純作業ばかりだったので上手く答えることが出来ず、面接の感触はあまり良くなかった。
しかし既に契約先の会社の複数人がその現場で働いていて、現場との繋がりも強かったため、何とか入る事が出来た。
ただし、最初の3か月は100円引いて4,400円という事になったが、これは我慢しよう。結局営業担当者にまんまと乗せられて、冬休みは取れなかった。

意外なお願い

現場に入ると、契約している会社のリーダーにどのような働き方をしたいかと聞かれた。時給制なので働く時間が増えるほど収入も増えるが、わざとダラダラ仕事をして稼ぐ気は無かった。
むしろ、他の人が1時間かかる作業を30分で仕上げるような働き方をしたかったので
『なるべく効率良く仕事をして、無駄に勤務時間が増えないように頑張ります。』と答えた。
リーダーは気まずそうな顔をしながら『実は月に170時間という事で現場と契約しているから、170時間働いてもらえると助かるんだけどね。もちろん強制は出来ないから、あくまでも"お願い"だけど。でも、普通に働いていれば170時間くらい絶対いくから、大丈夫だと思うよ。』と言った。
1年の平均が170時間になればいいので、足りない月は多めに働いた月から振替えれば良いそうだ。確かに8.5時間の勤務を20日すればそれだけで170時間になるし、平日が21日や22日の月もあるだろう。残業の多い月も当然あるだろうし、それほど無理をせず年間を通して170時間のラインをクリアできるのかもしれない。

最初はそんな話聞いていないぞと反発も覚えたが、仕方ないかと納得した。

というか、

ジャンプ

時給4,500円で170時間働くと月765,000円(年収918万)になるということだ。月70万でも高望みかな?と思っていたが、それすらあっさり飛び越えてしまった。

時給制で損をするどころか年収が900万を超えることになり、また今年も100万円以上あがる事になった。残業時間によっては年収1,000万円に届いてしまうかもしれない。

なんだか只事ではない領域に踏み込んだ気がした。

時給制の落とし穴

1日8時間勤務とした場合、時給4,500円だと、1日休むと36,000円のマイナス。3日休むと108,000円のマイナスだ。"これは風邪はひけないな"と思った。同時に、"お金に囚われて頑張り過ぎずに、休む時はちゃんと休もう"と誓った。

しかしプロジェクトが始まったら、月に何度も当日欠勤や午後出社をするメンバーに悩まされ、当日欠勤や遅刻などが皆無に近い僕に仕事が集中して勤務時間も増えてしまった。

代休でも取れば良かったのだと思うが、1日休むと36,000円だ。それだけの価値のある休日を過ごせるならいいが、家で寝ているだけなら仕事に行った方がマシだと思い、土日祝日以外の休みをあまり取らなかった。時給ではなく、"140~180時間でxx万円"のような契約だったらもっと休みを取っていたと思う。

この案件には2年半在籍したが、結局最初の2年で170時間に届かなかったのは2回だけ。

最後の半年は『勤務時間を160時間に減らさせてください』とリーダーにお願いして、少しノンビリするように心がけた。

 

お金だけじゃなく、時間も大切にしよう。