色々な展示を見たあと、エンデバーの前に到着しました。
カリフォルニア・サイエンスセンター
エンデバー
扉を開けるとすぐに巨大なエンデバーが目に入りました。
宇宙に25回も行って帰ってきた夢のような乗り物です。
巨大な機体の下を歩けるようになっています。
底面に隙間なく貼られた耐熱タイルを見る事が出来ました。
後部のロケットエンジンノズルも巨大です。
こんなすごいもの、中々見る機会はありません。
とにかく巨大です。
ロケットエンジンが展示されていました。
翼の下も歩いてみます。
普通の飛行機と同じくフラップ部分が可動するようです。
端の方はタイルではなく特殊な加工がされているようでした。
壁に寄せ書きされた看板があり、その意味を理解しました。これまでに25回のミッションを終えて、26回目のミッションがこのセンターへの移動だったんですね。なので「MISSION 26」と命名されていたんです。なるほど。感動ですね。
出入り禁止のドアからオレンジ色のものがチラッと見えました。
これはきっとアレですね。打ち上げの時に使われる燃料タンク。
あまりにも大きすぎて外に置くしかなかったんだと思います。
それにしても美しい機体です。正に科学の結晶。サイエンスセンターに置かれるのが一番だと思います。
機首の辺りにはお土産屋さんがありました。
売り物では無いかもしれませんが、ちょっとしたミニチュアも置かれています。
機首部分を見上げました。
そういえば、どこから乗り降りするんでしょう。何だか黄色い矢印のところが怪しい気もします。
先端部分に立ってみました。とにかくデカイです。
エンデバーを支える耐震装置の説明がありました。
液晶ディスプレイには計器類が並ぶコクピットなどの映像が映し出されていました。Live viewsと書かれているのでライブ映像なんだと思います。
入り口のディスプレイにはエンデバーの映像と共に荘厳な音楽が流れていて感動を盛り上げます。
ORBITING WORKSHOP。実験室のようなものでしょうか?
中を覗き込むと、、、。何とも言えない感じです。
後方の壁にはアメリカ国旗が掲げられ、その下にもパネルが並んでいます。
これまでのスペースシャトル計画の歴史です。コロンビア号の名前を見ると胸が痛みます。
まだ小学生だった頃に見たチャレンジャー号の映像はとても衝撃を受けました。
もう一度エンデバーを見て、人類の挑戦と亡くなった方々を想い胸が熱くなりました。
後方の焼け焦げたような跡に多くの困難を乗り越えてきた重みとロマンを感じます。
真下に入ってみました。手を伸ばせば触れられそうですが、
触ってはダメです。ちゃんとルールを守りました。
というか、普通の人間が触れてよいものではないです。あまりにも伝説的で神話のような存在で、まるで役目を終えて眠りについたドラゴンのようにも見えます。
感動の余韻に浸っているとツアー客らしき8人組が入ってきて急に騒々しくなりました。その内の一人が「でっけー!」と騒いでいます。そうです、あの無粋な黄色いサル。日本人です。
欧米の皆さんが静かにエンデバーを眺めているところ、恥ずかしながら日本人が1番うるさかったです。何度か海外旅行に行って分かりましたが、日本人はマナーがいいなんていうのは幻想です。マナー知らずでやかましい連中です。
仲間だと思われたくないのでこの場を離れる事にしました。
素敵なものを見る事が出来ました。人生においてとても貴重な経験でした。とても満足です。そしてうるさくて下品な日本人がいなければ本当に最高でした。
外部燃料タンク
外に置いてある外部燃料タンクも見てみます。
周りには竹のようなものが生えていて、何だか和風な世界観。
パネルには内部構造が描かれています。
タンクの向こうに見える車と比べると巨大さが分かります。
リフト車と比べてもこの通り。
センター内に戻ります。