年収1,000万円を超えて感じたこと

過去から現在に至る道程と旅行の話

2019年3月 ロサンゼルス・ラスベガス・バンクーバー旅行 0日目~前編~

5回目の海外旅行、アメリカとカナダに行く日になりました。

人生初のファーストクラス

アラスカ航空のマイルでロサンゼルス行きのJALファーストクラスを予約しました。

ファーストクラス

日本とロサンゼルスの時差は16時間(サマータイム)なので飛行時間は9時間55分です。

座席変更

最初に予約した時は窓側が埋まっていたので仕方なく真ん中の1Dの席を予約していたのですが、なんとある日窓側の席が空いているのを発見しました。やっぱりファーストクラスに乗るなら窓側が良いです。僕はすぐに1Aに変更しました。

ファーストクラス

何たる幸運。やりました!

幻のお酒

ネットで調べたところによるとJALのファーストクラスでは入手困難でプレミアのついた"森伊蔵"という焼酎が3~4月限定で買えるらしいんです。今回の旅行は3月。狙ったようなタイミングです。以前に空港まで送ってくれた友人へのプレゼントとして、僕はこれを購入しようと決めていました。

ja.wikipedia.org

そんなすごいお酒があったとは。初めて知りました。

www.ten-milli.com

友人のおかげで飛行機に間に合いました。お返しには森伊蔵しかないと思います。

帰りの便

3月は春休み・卒業旅行のシーズンのためかロサンゼルスからの帰りの便がマイルでは取れず、一度はニューヨークからの便を予約したのですが、良く見るとビジネスクラスでは無くエコノミーでした。エコノミーでもビジネスクラスでも消費するマイルは変わらないので、エコノミーだと損です。ビジネスクラスの帰国便をアメリカ中の空港で探しましたが日程の合う便が見つかりません。

色々探して、カナダのバンクーバーからの便だとビジネスクラスが予約出来るという事に気付きました。まさかの日本⇒アメリカ⇒カナダ⇒日本です。ストップオーバーを利用したアラスカ航空のマイルでの予約だと色々と面倒くさいですね。

帰りの便

まさかのカナダ帰りです。区間変更で17,372円も取られちゃいました。高いですね。

スカイライナー

夕方の便ですので14:30頃のスカイライナーに乗りました。平日の昼間ですのでそこそこ空いていました。窓際の席を予約していたのですが、残念ながら通路側の席には人が座っていました。その男性は通路を挟んで向こう側の友人とずっと話しています。

僕と同じくらいの年齢か少し上だと思うのですが、"よくそんなに喋るな"というくらい落ち着きがないのです。しかも通路を挟んで会話をしているので、相手に聞こえやすいように喋るから声が大きくて、まるで居酒屋です。

"これだけ空いているんだから、通路を挟まず並びの席を予約すれば良いのに"と思いました。

僕は即座にノイズキャンセラーイヤホンで音楽を聞き始めました。早く成田空港に着かないかな、と嵐が過ぎ去るのを待ちました。

成田空港

JALカウンター

成田空港に到着しさっそく、JALのカウンターの辺りに行きました。ファーストクラスは専用カウンターが用意されており、赤地に金の文字で"F"と書かれたマットが敷いてあったり、木目調のカウンターだったり"特別なお客様専用です"という雰囲気で緊張します。

覚悟を決めてファーストクラスカウンターの女性スタッフの方に「マイルで予約した航空券の発券をお願いします。」と笑顔でお願いしました。ドキドキです。

暗雲

画面を眺めていた女性がちょっと困惑したような顔をしました。僕は嫌な予感がしました。『申し訳ありません。画面に"アラスカ航空に連絡してください"と表示されて搭乗券を発券できません。一度アラスカ航空に確認をお願いします。』と言われました。僕からは笑顔が消えました。

僕は思い当たる事がありました。会員サイトで見た事の無い表示が出ていたので一度アラスカ航空へ電話した事があります。しかし営業はアメリカ時間の8:00~17:45 (日本時間の0:00~9:45)です。今は夕方なので営業時間外で連絡が取れない事を伝えました。

カウンターを眺める

女性スタッフは『承知しました。こちらでもアラスカ航空へ連絡を取ってみますので、おかけになって少しお待ちください』と言ってくれました。カウンター前の高級感のある椅子に座ると、ファーストクラスに乗ると思われる乗客達が次々にチケットを受け取って検査場に向かって行く様子が目に入りました。

僕はそれを眺めながら不安で悲しい気持ちになりましたが、"こういう時こそ笑顔じゃなきゃダメだ"と無理に笑うようにしました。ドラマとかで良くある、"音が消えて自分一人だけになったような感じ"がしました。

交渉の行方

女性スタッフが携帯電話を片手に戻って来ました。アラスカ航空の担当者と繋がっているので話をしてほしいそうです。僕が英語は話せないと言うと、通訳の方も用意してくれました。

"この時間でも連絡が取れる部署があったのか"と僕は期待しました。騒がしい空港で相手の小さい声を聞き洩らさないように、電話に集中します。通訳を交えながら話すのはもどかしく、時間がどんどん過ぎて行きます。

色々と話をしましたが、『アカウントがロックされており、この状態ではマイルで予約した便は発券出来ない。ロサンゼルスへ行きたいならば、新たに航空券を購入してほしい。アカウントのロック解除もマイルの返還も昼間の部署でしか出来ない。』という内容で、僕はとてもガッカリしました。

結果報告

話を終えた僕は電話を女性スタッフに返そうと思い、辺りを探しましたが姿が見当たりません。僕が電話をしている間にどこかへ行ってしまったようです。彼女にも他に仕事があると思うので当然です。

他のスタッフに返してもよかったのですが、アラスカ航空と連絡を取ってくれたり色々と頑張っていただいたので、どうなったかを直接伝えたいと思いました。いや、おそらく、やりきれない気持ちを誰かに分かって欲しかったんだと思います。近くのスタッフの方に頼んで、女性スタッフを呼んでいただきました。

そして本人に直接、電話の結果を伝えました。僕は寂しそうに笑いながら「ファーストクラス、乗りたかったです。」と言うと『申し訳ありません。』と彼女は全く悪くないのに謝られました。困ったような、悲しいような表情が印象的でした。

僕が乗るはずだった飛行機はファーストクラスが空席のまま飛ぶのか、あるいはアップグレードなどで代わりに誰かが座るのかな、と思いました。

諦めない

今回の件、アラスカ航空へは後で問合せるとして、まだ時間は残されています。このままでは飛行機代だけではなく、ホテル代も無駄になってしまいます。もうファーストクラスがどうのと言ってられません。近くのベンチに座り、アメリカン航空・ユナイテッド航空・デルタ航空、何でもいいので乗れる便は無いかとスマートフォンで探しました。

しかし3月の繁忙期で当日すぐに乗れるお得な便など簡単には見つかりません。比較サイトでは安く見えたチケットも、実際にリンク先の旅行サイトまで行くと"売り切れました"という表示ばかりで高いチケットしか残っていません。

神の意思か

その時、放送がかかりました。僕が乗る予定だったJAL62便の出発が30分遅れるそうです。僕は"ひょっとして、ここから何か奇跡がおきるのか?"と思いました。

しかし何も起きませんでした。続けて僕の名前が呼ばれる訳でもありません。

僕の好きなホラー映画にファイナル・デスティネーションというのがあります。ひょっとして、、、いや、まさか。と思いましたが、当然そんなハズもありません。この状況をすんなりと受け入れる事が出来ず、僕は納得の出来る理由を探しました。

そして突然、映画などで心臓マッサージのシーンで『もう十分だ。彼はもう、、、』と肩を叩かれるシーンが思い浮かびました。

身体から力が抜けて僕は天井を見上げました。 

独身で良かった

全てを諦めた僕は絶望感の中で、"まさかファーストクラスを乗り逃すなんて。これだから人生は面白い。"と不思議な事を考えていました。無理やり気持ちをポジティブに持って行きたかったのかもしれません。

そして、この時ばかりは"独身で本当に良かった"と心の底から思いました。もし僕に家族がいて、一緒に空港へ来ていたらどうなっていたでしょう。

『お父さん、飛行機に乗れないの?アメリカに行くんじゃないの?』と子供に聞かれたら何て答えるでしょうか。

『お父さんとお母さん、旅行の日を間違えちゃったみたいなの。また違う日にアメリカに行こうね。冷蔵庫に何も入っていないから、どこかで何か食べて帰ろうね。』と自分もショックなはずなのに、何とか子供をなだめようとしている奥さんを見て僕は何を思うでしょうか。子供は泣きじゃくるかもしれません。僕はそんな状況に耐えれるはずがありません。

本当に独身で良かった。辛い思いをするのは僕一人で十分です。そうです。僕が我慢すればいいだけの事なんです。

夕食

短い時間で色々な事を考えたので、とても疲れてお腹も空きました。本来であればファーストクラスラウンジで何かつまんでいたと思います。また家に戻るにも1時間以上かかるので空港で何か食べて行こうと思いました。

席が空いていそうだったので、謝朋殿に入りました。注文した料理が届いて、心を落ち着かせるために、ひたすら食べる事に集中しました。

www.shahoden.com

謝朋殿

担担麺&五目あんかけごはんセットです。1,280円。酸味の効いた担担麺が心に沁みました。

 

www.ten-milli.com

 

アラスカ航空とのやりとり、被害額などはこちらにまとめています。

www.ten-milli.com

www.ten-milli.com