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過去から現在に至る道程と旅行の話

2018年7月 ホーチミン・ダナン旅行 3日目~中編~

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チェックアウトの際にサルから傷を受けた事を伝えたところ、ワクチン接種のために男性ナースと病院へ向かう事になりました。

タクシーに乗って病院へ

峠道を病院に向かいます。ナースがパスポートを持っているか聞いて来ました。パスポートを渡すとスマートフォンで写真を取っています。少し心配になりましたが、早く受診できるように病院側に情報を伝えてくれているのかな?と思い全て任せる事にしました。

身体に異変が

ナースがタクシーの運転手に何かを指示しています。峠道をタクシーは凄いスピードで走ります。ひょっとして『飛ばせ』と指示したのかもしれません。僕は後部座席でシートベルトをしっかり締めていました。時折バイクを抜いてタクシーは走ります。

ナースが助手席から僕を気遣って、色々話しかけてくれます。

 

ナース『日本に行った事がある。桜が綺麗だった。また日本に遊びに行きたいな。』
気のせいか身体が熱くなってきました。

ナース『生まれは何県なんだい?なんだって!そこに友人が住んでいるよ!』
気のせいか眩暈がしてきました。

ナース『日本の漫画やアニメも好きだ。ワンピースやナルトが面白いよね。』
気のせいか頭がボーっとして来ました。

 

あれ、この流れマズいな、と思いました。何だか意識を保つのも、、、

 

ナース『サッカーも好きなんだ。日本の選手だと―』
本田選手かな?と思ったら

 

ナース『ナカタ』

 

"古っ!"と思って笑ったらちょっと元気が出ました。

 

大丈夫、俺は死なない。俺は生きる。

大丈夫、俺は大丈夫だ。生きて日本に帰るんだ。

と自分に言い聞かせました。

 

それともう1つ、

日本人観光客がベトナムのホテルでサルから傷を受けて何かあったりしたら、色々なところに相当迷惑をかけてしまうような気がしました。それは僕の望むところではありませんので、絶対に生き延びねばなりません。

病院に到着~飛行機まであと2時間~

病院が見えて来ました。確かに大きな病院です。さすがにインターコンチネンタルがお勧めする病院だけあります。想像以上に立派な病院でした。

Vinmec Da Nang International Hospital

※公式サイトよりお借りしました 

 

www.vinmec.com

Vinmec International Hospital danan

Googleマップで見るとダナン空港のすぐそばです。これであればギリギリまで治療が受けられます。このあと飛行機に乗らなくてはいけない事を考えたベストな選択をしていただきました。

院内で

タクシーを降りて病院に入ると、休日のせいか閑散としていますがとても綺麗な病院です。出来たばかりといった感じで、日本の病院よりも綺麗なくらいです。

ナースが事前に僕のパスポートの情報などを病院側に送ってくれていたおかげでしょうか、待ち時間無くすぐに受診する事が出来ました。ドクターが来て聴診器で一通り確認していただいたあと、僕はベッドに寝かされました。

Google翻訳を使ってアレルギーが無いことなどを伝えました。このとき、Google翻訳の凄さを知りました。すごいぞGoogle。

詳しくは分からないですが、腕にボールペンで円を描いて、そこに15分おきに3回注射して反応を見るようです。ベッドに横になり天井を見上げながら、"まさか海外旅行に来て病院で注射を打たれる事になるとは"と思いました。

とても不安そうな顔をしていたのでしょう。ナースが僕を安心させるために『大丈夫だ。自分が付いている。』と言いました。思わず涙が出そうになりました。

イケメンナース

『結婚しているのかい?』とも聞かれました。僕は独身であることを伝えました。
彼の指には結婚指輪が光っていました。"この人はモテるだろうなー"と思いました。細身でスポーツが得意そうで、おそらくまだ20代でしょうか。思いやりの気持ちが素晴らしいのです。

彼が『少し席を外していいか』と聞いてきました。ワクチン接種が終わったらすぐに病院を出れるように薬を受け取りに行ってくれるそうです。どれだけイケメン攻撃をすれば気が済むのでしょうか。

治療が完了

ドクターから起き上がっても大丈夫だと言われました。そろそろ空港に向かわなくてはいけない時間です。ナースがベッドのところに置いてあった2リットルのミネラルウォーターを持って行っていいかドクターに確認し、僕に持たせてくれました。水分をたくさん取った方が良いのかもしれません。

病院の外に出るとタクシーが停まっていて、乗り込みました。

Medical Report

 受け取ったメディカルレポートを確認すると体温が37℃となっています。タクシーの中で身体に異変を感じたのは気のせいでは無かったようです。

ダナン空港に到着~飛行機まであと1時間~

ナースが車内で薬の飲み方について教えてくれました。ダナン空港に着いて、念のためタクシー代について聞いてみると『自分が払うから心配するな』と言ってくれました。

チェックイン

空港ではインターコンチネンタルの女性スタッフが待っていました。乗る予定の便の航空会社を聞かれ、Vietnam Airlinesである事を伝えるとチェックインカウンターに並ぶように言われました。10人待ちくらいです。

僕はオンラインチェックインを済ませていたので、わざわざチェックインカウンターに並ぶ必要は無いのではないか?と思い、2人にオンラインチェック済みである事を伝えたのですが、『空港に顔が利くからここで大丈夫』と言います。

今まで何度もお世話になっています。飛行機の時間まで残り1時間を切っていますが、この場もナースと女性スタッフを信じる事にしました。

やっと僕の番が来て、女性スタッフの方がVietnam Airlinesのスタッフにベトナム語で何かを伝えました。

Vietnam Airlines

Vietnam Airlines

あとで気づきましたが昨夜のうちに20分遅延のメールが届いていたようです。

ナースとの別れ

ナースの彼とはここでお別れでした。ホテルから空港まで3時間もの間、付き添っていただきました。感謝の言葉を伝えるのに『サンキュー』しか知らないため、それ以上の感謝を伝えるのに僕から握手をしました。本当はハグをしたいくらいだったのですが我慢しました。名前も聞いておくべきでした。 

荷物検査

女性スタッフに付いていくと、荷物検査のところで何十人という、ものすごい行列が出来ていました。ところが女性スタッフが空港職員に話をすると僕は行列に並ばずに最優先で荷物検査を通る事が出来ました。チェックインカウンターに並んだのはこのためだったのです。"空港に顔が利くからここで大丈夫"の意味が分かりました。

ラウンジへ 

そしてダナン空港にある出発ロビーのラウンジに案内されました。本来はグレードの高い部屋の宿泊客しか入れず、僕は対象外のはずです。ホテルを出る時に支配人から『ラウンジで食事をしていってください』と言われて聞き間違いかとも思いましたが、やっぱり本当でした。そしてラウンジは他にお客がいなくて貸切でした。

www.danang.intercontinental.com

階下が見える窓際の席に座ると、女性スタッフの方が『何でも好きなものを頼んでください』とメニューを持って来てくれました。飛行機の時間になったら教えてくれるそうです。僕の不注意で起きた事なのに、ここまでの手厚いもてなしを受けてしまい、大変恐縮です。

夕食

僕は少し悩んだあとでフォーを頼みました。

食べながら、こんな事ってあるんだなと、これまでの出来事を振り返りました。

ホーチミンに到着して空港の窓際で横になり、タクシーではぼったくられ、街を歩けばバイクタクシーに付きまとわれ、帰りのタクシー代が足りるかなと心配し、ダナンではサルから傷を受け、病院で注射を打たれ、帰りはタクシー代どころかラウンジに招待していただき、こうして食事をしている訳です。悪い事ばかりではありません。神様が帳尻合わせをしてくれたのでしょうか。

恐るべしはインターコンチネンタルです。ホテルサービスの本気を知りました。

フォー

とても美味しくて優しい味に感じました。

ダナンからホーチミンへ

飛行機の時間が来たようです。Google翻訳で『本当にお世話になりました。必ずまた泊まりに来ます。』という内容を英文に変えて女性スタッフに見せました。彼女は感激してホテルの紹介カードをくれました。

搭乗ゲート付近までは違う女性スタッフの方に送っていただきました。英語は少ししか話せないんですよと言うと、彼女は『私もです』と笑顔を返してくれました。

ダナンからホーチミンへの機内ではホテルのチェックアウト以降の出来事を何度も思い返しました。国や人種は関係無く、人は人だと思いました。日本のホスピタリティは素晴らしいと言われますが、成長が止まって退化を始めている部分もあると思います。アジアの国々はどんどん成長を続けています。日本もうかうかしてはいられないのではないでしょうか。

 

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