年収1,000万円を超えて感じたこと

過去から現在に至る道程と旅行の話

年収1,060万円の苦悩~前編~

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2018年 41歳 フリーランスSE 年収1,060万円。

仕事を紹介してもらう会社を変えて、新たな現場へ行く事になった。

引き継ぎ

新しい現場では、自分と入れ替わりで抜けてしまう人から2週間だけの簡単な引継ぎを受けた。彼はIT業界を辞めて異業種へ転職するらしかった。抜ける事が決まっているため、仕事中のほとんどの時間をスマートフォンを見て過ごしていたが、咎めるものもいなかった。

入れ替わりの激しい現場

ある日、年休予定などを記載する勤務カレンダーを見てみると、ここ1年で何回も人が入れ替わっている事が分かった。どうやら2か月程度しか持たないようで、"ハズレ現場かもしれない。大丈夫だろうか?"と心配になったが、特に問題無く、わりと平和に1年が過ぎた。僕が入る前は、たまたま短期で辞める人が続いただけかもしれない。

平穏な日々

現場はそれほど忙しくもないし、休日作業がたびたびあるので代休を上手く使って旅行にも行く事が出来た。"ここでずっと働くのも悪くないな"と思い始めた頃、僕を面接してくれたプロパー社員の現場リーダーが現場を抜ける事になり、徐々に雲行きが怪しくなってきた。

人望と実力があって人気者のリーダーが抜けるとき

その現場リーダーは僕らメンバーにも、常駐先の顧客にも信頼されていた。30代前半で仕事熱心で知識量も多く、いつも笑顔で気さくな人柄だった。おまけに顔もイケメンだったので好かれる要素ばかりを集めたような人だったが、そういった優秀な人には色々な所から"お声"もかかる。

給与が低いという不満をずいぶん前から感じていたようで、奥さんや子供の事を考えた結果、他社へ移る事を決意したそうだ。

『おかげで年収が2倍になった』とリーダーは笑った。優秀な人ほどいなくなってしまうのは仕方のない事かもしれない。

リーダーの後任者

人気者のリーダーが抜ける前に引継ぎの人が入って来ていた。プロパー社員ではなく、リーダー候補として余所から採用した人で、一目見た瞬間におそらくメンバーの誰もが"この人では代わりは務まらないな"と感じたと思う。年齢はリーダーの一回り上で白髪、お腹が出ていた。

卒業パーティー

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顧客も含めた50人以上と思われる新年度の飲み会が開かれた。送別会という場ではなかったが、人気者のリーダーは前に出て挨拶をするように言われ、女の子から花束を送られていた。それぐらいみんなに愛されていた。

そして後任者への引継ぎ期間も終わり、人気者のリーダーは卒業してしまった。足元を見ると、僕らの乗っている船は既に浸水し始めていた。

コレジャナイ感

1か月が経過したが、新しいリーダーが仕事をしている様子は無かった。打合せには参加するがメンバー任せで自ら発言しないし、飛び交うメールの中にも新しいリーダーが送信したメールは見当たらなかった。提案資料やスケジュールなども打合せの場に持ってきた事がなく、存在感がなかった。

また、新しいリーダーは人の話を聞かず、理解が遅く、かぶせ気味で話をしてくる上に話が長かった。話が長いので要点が掴めず、言いたい事が良く分からなかった。理解が遅いので彼に説明すると無駄に時間がかかった。

新しいリーダーは喫煙者のため口からドブのような臭いがした。夏という事もあってか体臭もキツかった。10秒おきぐらいに『フーッ』と息を吐く癖があり、フーッという音も聞き苦しいが、息を吐く度にタバコの臭いが流れてきて隣の席で不快な思いをしていた僕は本気で席替えを言い出すか悩んだ。

臭いに耐え切れず昼休みにドラッグストアまでマスクを買いに行った事もあったが、マスクを持ってレジに向かう途中で"一度購入したら定期的な出費が必要になる。なんで迷惑をかけられている側がお金を使わなくてはいけないんだ"と購入を思い留まった。

魔法のアイテム

何か方法はないかと[職場の臭い対策]でネット検索したところ、"本人に知られずに対策するにはUSB扇風機が有効です"という記事を見つけた。

幸い、USB扇風機なら以前から使っていた。記事によると、

臭いの元 ← 自分 ← USB扇風機
※矢印は風の流れ

というように配置すると風で臭いを押し返せるので、露骨に消臭剤を置いたりマスクをしたりするよりも良いという事だった。実際に効果は絶大で、ストレスが少しだけ減った。

通訳が必要

常駐先の顧客側でも新しいリーダーの存在感に疑問を感じていたようで『もう少し発言させるようにしてください』と言われた。仕方なく打合せの場で話させるようにしたのだが、話が長い上にどもり癖があり、資料の誤読も多いため顧客から『良く分からなかったのですが、どういう意味ですか?』と聞き返される事が多かった。

その度に僕が内容をかみ砕いてもう一度説明した。新しいリーダーはメンバーからも顧客からも印象が良く無かった。前任のリーダーと比較された彼も不運だったと思う。

顧客側の担当者変更

一方、こちらのリーダーが替わるのと同じタイミングで顧客側の担当者も変更になっていた。やはり優秀な人はどんどん前へ進んで行くのだろう。20代の2人の担当者のうち、頭の回転が早くてイケメンな方は他のシステムへ引き抜かれた。

残ったのは理解が遅く、だらしなくて話が長い担当者の方だった。抜けてしまったイケメン担当者の代わりには新卒で入ったばかりの男性が加わった。

さらに、若い2人のサポート役として50代の先輩社員が付く事になったが、その人が典型的な老害社員だった。

 

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